メニュー

TOPICS

アンソニー・ヴァカレロ(サンローラン) 後編

カテゴリ: お知らせ 作成日:2020年08月31日(月)

 

 

2016年の4月に、アンソニー・ヴァカレロはファッション業界で最も難しいポジションの一つと言われるサンローランのクリエイティブ・ディレクターに就任します。

ヴァカレロの前のクリエイティブ・ディレクターだったエディ・スリマンは、熱狂的なファンを持ち、カリスマ性もある、非常に影響力の強いデザイナーだっただけにその後を継ぐのは相当なプレッシャーだったと思います。そこで、ヴァカレロは就任してすぐにイブ・サンローランの公私にわたるパートナーであったピエール・ベルジェに会う機会を作ります。ベルジェから、イブ・サンローランの真似をするのではなくサンローランに対する自分なりのヴィジョンをしっかりと持ちそれに従う事が大切だと言われたそうです。ヴァカレロが就任後はじめにした事は正しくそれでした。イブ・サンローランでもなく、エディ・スリマンでもない、アンソニー・ヴァカレロのサンローランを今も作り続けているのです。

 

ヴァカレロ就任後もサンローランは着々と成長を続けています。2016年には12億ユーロ程だった売り上げも、2017年に15億100万ユーロ、2018年に1は7億4300万ユーロ、そして2019年には20億4910万ユーロとブランド史上初の20億ユーロを突破しています。数字を見ても、カリスマから上手にブランドを引き継ぎ、確実にブランドを成長させている事がわかります。

 

ヴェルサス ヴェルサーチにいた時も、自身のブランドを指揮している時も、サンローランにいる時も常に自分の個性やヴィジョンに重きを置いているデザイナーです。もちろん、アイウェアのデザインにもヴァカレロの非常にセクシーな世界観は反映されています。